楯野川がもっとわかる虎の巻
第十巻は楯の川酒造スタッフ教育についてご紹介いたします。
第十巻「楯の川酒造スタッフ教育」
楯の川酒造スタッフ教育について
2012年4月より楯の川酒造フィロソフィーを醸成する経営に力を入れております。フィロソフィーとは、哲学や社風を意味し、会社の中での共通言語です。楯の川酒造の経営理念やミッション、3つのビジョン(企業、経営、人事)、全部門のフィロソフィーを明記したクレドカードを毎日朝礼の時間にスタッフ全員で唱和し、フィロソフィーの浸透を行っております。
フィロソフィー経営及びクレドカード導入のゴールは以下の通りです。
- 入社半年の若手スタッフでも楯の川酒造フィロソフィーについて社長と対等に話が出来る。
- スタッフ同士仕事ぶりを見て、楯の川酒造フィロソフィーに基づいてお互いに注意しあえる状態になる。
- 先輩が率先して、新しい人に楯の川酒造フィロソフィーを教える。
- 楯の川酒造フィロソフィーに反する人、逆行する人がいなくなる。つまり、社内全員のベクトルが合う。
クレドカードに記載している内容を一部ご紹介します。
【楯の川酒造 経営理念】
楯の川酒造株式会社は、全従業員が人間的に成長し、付加価値の高いお酒を世界中の人々へ提供するために存在します。
【楯の川酒造ミッション(使命)】
『創造』~信頼創造・顧客創造・市場創造~
【楯の川酒造ビジョン】
※時代と共に変わります
- 企業ビジョン:『新しさ』を創造する楯の川酒造
- 経営ビジョン:大切な人と幸せな時を過ごして頂くために、その時々で最も喜んで頂ける商品を創り続ける
- 人事ビジョン:感性豊かで、お互いを尊重し合い、自らの能力 を会社の中で最大限に活かせるプロであれ
ものづくりを通して、人づくりを行う
楯の川酒造は約180年間、基本に忠実に、伝統の手造りで日本酒を醸して参りました。これからも、愛されるものづくりを追求し、100年間成長し続ける蔵元になるために、会社と一緒に成長していく人財を育成しております。会社は、スタッフが成長する場所で、自己実現の場所と考えております。良い意味で、会社をフィールドや機会として捉え、それぞれの夢を実現するために、縦横無尽に力を発揮してくれる人財を育ててゆきたい。そんな思いがあり、楯の川酒造フィロソフィーを造りました。「全量純米大吟醸の蔵」に相応しいように更なる品質の向上を追求すべく、今後も若い蔵人たちと魂を込めて日本酒を醸し、社会で活躍する人財を輩出してゆきたいと思います。