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六代目蔵元 佐藤淳平 私の履歴書

世界を代表するSake TATENOKAWAを目指して(楯野川新聞 2015年8月10日号より)

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いつも楯野川新聞をご覧いただき、誠にありがとうございます。

H22BYより日本酒「楯野川」は全量純米大吟醸の造りとなりました。今期H26BYで5年目となりますが、お客様からの認知度も少しずつ上がって『楯の川酒造の日本酒は全量純米大吟醸』だということが、ある程度は浸透してきたのではないかと感じております。

また、H22BYに600石だった製造石数が、今期はその約3倍にまで増えました。通常の特定名称酒だけを製造していた頃よりも、お客様のご支持を得ることができた結果であると思います。

これもひとえに、お取引いただいている酒販店様、飲食店様、そして一般のお客様のお陰であると、改めて深く感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございます。

次に、これから日本酒「楯野川」をどのようにしていこうかというビジョンについてお話させていただきます。

私は、楯野川を「日本酒のエントリーモデル」にしたいと考えております。

「清流」「美山錦中取り」「本流辛口」などの定番商品をしっかりと安定供給させることで、日本酒を普段あまり飲まない方はもちろん、日本酒好きのお客様でも最初に飲んでいただけるような銘柄を目指します。そして、老若男女、日本人・外国人を問わず、どのような方にでも気軽に飲んで頂けるようなブランドにしたいと思います。

それを実現させるために、設備投資を惜しみなく行い、製造環境を整えることで、更なる酒質の向上を目指して参ります。

そして、当社の経営理念「楯の川酒造株式会社は、全従業員が人間的に成長し、付加価値の高いお酒を世界中の人々へ提供するために存在します」に沿うよう、ひたむきにお酒造りを行って参ります。

今回を持って、「私の履歴書」を最終回とさせていただきます。長らくの間、つたない文章を読んで下さいまして、誠にありがとうございました。

六代目蔵元 佐藤淳平