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六代目蔵元 佐藤淳平 私の履歴書

大吟醸梅酒「日本一」の称号(楯野川新聞 2015年2月10日号より)

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前回までのあらすじ~
天満天神梅酒大会の決勝進出の知らせを受けた六代目蔵元。表彰式出席のため、一路大阪へ飛びました。

さて、いよいよ大阪での表彰式に臨みました。上位入賞した蔵の方々が天満宮の社務所に通され、表彰式の段取り、その後の記念撮影のことなど事務局からの説明がありました。

ギリギリの予選通過だったことから、私自身はあまり大きな期待も持たず、「大阪に来られてラッキー」くらいの気楽な心持ちでおりました。
そして、表彰式へ。入賞した他の蔵元さんが次々とアナウンスされ、賞状が手渡されましたが、「楯の川酒造」の名前は一向に呼ばれず、「おかしいなぁ」と思っているうちに、優勝銘柄の発表を残すのみとなりました。  結果は、そうです。なんと、予選をギリギリ通過した弊社の『子宝大吟醸梅酒』が優勝となり、〝日本一の梅酒〟の座に輝いたのでした。
優勝が伝えられた瞬間から、私はもう放心状態。何も考えられず、優勝にあたってのスピーチもありきたりのことしか言えなかった記憶があります。しかし、大吟醸で仕込んだ試作の梅酒が評価された喜びはひとしおでした。

今思うと、リキュールの新事業に取り組んで3年目、紆余曲折がありましたが、子宝リキュールが大きく認知される一つの大きなステップだったと感じております。  リキュールの開発当初から応援してくださった酒販店様、飲食店様、そしてお客様に、改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

※写真は授賞式の様子。驚きと喜びの表彰式「子宝大吟醸梅酒」は見事日本一の梅酒になりました

六代目蔵元 佐藤淳平