大雨の被害について

27日・28日と山形県内は大雨で、50数年ぶりに最上川が氾濫というニュースが昨日はにぎわっておりましたが、おかげ様で、弊社は特に雨の被害もなく、平常通りといったところです。

蔵の前の農業用水路「大町溝」が溢れる一歩手前まで来ましたが、峠を越え、蔵の中に浸水することもありませんでした。

多くの方からお電話やメール等いただき、ありがとうございました。

大江町、大蔵村、大石田町、村山市の一部が氾濫による被害が大きいようですが、このような大雨・ゲリラ豪雨は毎年のことのように、発生するのではないかと考えております。

蔵の前の大町溝についても、溢れてもいいように、蔵の周囲を塀で囲うように計画しており、ちょうど本日から基礎工事がはじまったところです。

基礎工事は今年、塀の設置工事は来年と2年に渡って工事をする計画でおりますが、異常気象には勝てないですね。

梅雨も明けていないようですし、稲の生育にも影響しているようで、例年よりも1週間ほど遅れているとのこと。

30℃を越える真夏日も少なく、今年は冷夏なんでしょうかね。

日本酒の動きと来期の製造計画

コロナ騒ぎがスタートした1月20日ごろから、あっという間に半年が経過しました。

4月・5月の売上は壊滅的な状況でしたが、6月は大分戻ってきて、ほっとしているところだったのですが、ここ1~2週間の東京都内の感染者数を見ていると、第二波がくるのは時間の問題なのでしょうか。

70年程前のスペイン風邪の事例を見ると、秋ごろに第二波、来年春ごろに第三波がきているようで、同じように推移するのではないかなと考えております。

ただ、ロックダウンのような状況にはならないだろうと楽観視はしており、コロナとともに経済を回していく方針なんだろうなと考えております。

さて、何だかんだ言って来期の製造計画を立てる時期となり、概要を検討しているところですが、1800mlの動きが鈍いなとみております。

主に、業務用で使っていただいていた1800mlですが、まだまだお店にお客さんが戻っていないということなのか、家のみにシフトしているからなのか、定番のお酒の仕込み本数は減らしていかないといけないかなといったところ。

逆に、720mlや高級酒については、4月から非常に動きがいい状況で、お客さんの飲み方や購入スタイルがこのコロナで、大きく変化したと予測。

どちらにしても、9月末くらいから2020BYはスタートさせるつもりでおりますが、今までで一番製造計画がたてにくい年。

今年はコロナの影響で・・・と言い訳にできますが、来年はより会社を成長させていきたいと考えておりますので、何とか伸ばせるように「勝負」していこうと思います。

SAKE100 百光について

https://sake100.com/

2年前の7月からリリースさせて頂いておりますSAKE100の「百光」、春ごろより蔵に問い合わせなどが増えておりますが、こちらの商品は、SAKE100オリジナルのお酒でございます。

企画・運営は、SAKETIMESさんが行っておりますが、パートナー酒蔵として弊社にお声がけを頂き、お酒の企画から一緒に進めさせて頂いておりました。

今は、国内だけでの販売のようですが、今後は海外へも展開していきたいとの意気込みで、今後の進展が期待できます。

ラグジュアリー日本酒に特化した企画・サイト運営となっておりますが、日本酒の価値をしっかりと評価してくださるお客様が増えると、蔵元としても非常にうれしいですね。

8月からサイトや商品も変わるようですが、姉妹蔵の奥羽自慢の方でも、タンク1本新しい取り組みでお酒を造りました。

こちらお酒は百光と同様、SAKE100のサイトのみでの販売となります。どうぞご期待ください。

今期のぶどう収穫と醸造

ぶどう栽培4年目の今年。新規の畑拡大は行わず、補植のみとしました。

写真は、黒森のシャルドネの畑ですが、最初に植栽した畑です。大分、苗木も太くなり、たくましい姿になって参りました。

現状、苗木は約8000本。黒森地区と櫛引地区あわせて3ヘクタールに植えており、今期の収量予想は約5トン。ワインにして5000本ほどの製造本数。

来年2021年にワイナリーの建設を予定しておりましたが、一年延期にするかどうか、じっくり考えたいところ。

関連会社の奥羽自慢の蔵の一角でワインやシードルの醸造も行っているのですが、ぶどうの品種によって収穫時期がバラバラで、日本酒の仕込みをストップしてワイン醸造やシードル醸造を行わないといけなくなってきている状況。

扱う酵母の種類も違うため、できれば別々の建物で醸造したほうがいいんですよね。どちらにしても、最終的にはワイナリーは建設する必要があるので、それをいつ実施するかということの一点につきます。

今期のワイン醸造については、樽での貯蔵・熟成にはじめて挑戦しようと計画中。これまでは樽での貯蔵は行っておらず、白と赤両方醸造完成したものをそのまま瓶に充填し販売しておりましたが、品種別に出来具合を見ながら、樽のフレーバーをつけたいなと考えております。

ぶどう事業の継続について

以前、ブログで若干お伝えさせていただきましたぶどう事業の譲渡の件ですが、雇用調整助成金や持続化給付金等の申請を行いながら、何とか続けていくことができるかなと判断し、ぶどう栽培を継続していくこととに致しました。

4月・5月と輸出も国内出荷もかなりダメージがあり、半年も続くと会社がもたないなという判断のもと、ブログに書かせていただきましたが、6月の売上も大分戻りましたし、何とかこのままいきたいと考えております。

ただ、新規の畑を拡張することなどは当分難しいかなと思いますが、今ある3ヘクタールの畑の苗木を順調に育て、しっかりとした品質のぶどうを収穫するまで、とりあえずもっていくことが課題かと思います。

ワイナリーの建設については、来年を計画しておりますが、こちらもどうなるか未定ですね。

経済活動が戻ってくるようであれば来年建設で動いていきたいと考えております。コロナの第二派、第三波が懸念されておりますが、日本人はうまく付き合っていくんじゃないかなと、楽観的に考えております。

輸出が戻ってきました

4月・5月と輸出が軒並みストップしておりましたが、今月から徐々に戻りつつあり、まずはホッとしております。

中国・香港・イギリス・マレーシア・台湾など、最悪期を脱したかなと思うような動きで、コロナ前の経済に戻そうと各国力を入れてきているのかなと推測。

6月の売上は前年同月比で70~80%くらいまでは戻るんじゃないかなと見ております。

4月や5月は売上が50%程度でしたので、これが半年くらい続くようだと、お手上げかなと考えておりましたので、嬉しい状況です。

コロナ第二波が来るんじゃないかとマスコミなどで報道されておりますが、できるだけ感染するリスクを抑えて、経済を回していくんじゃないかなと思っております。

まだまだ、居酒屋さんや飲食店さんに人が戻るまで時間がかかると思いますが、先週の土曜日にいった酒田市内のカレー屋さんは1130ごろいって、ほぼ満席でした。

自粛疲れや家での生活に飽きた人が、外に繰り出してご飯を食べたり、小さな旅行を楽しんだりと、年末くらいまでには普段の生活に戻っていくものと見ております。

依然厳しい状況の業種もあると思いますが、テイクアウトやネット販売等、いろいろと考えて、経営していく日本人は忍耐強いなと改めて感じました。

2019BY研究テーマ結果

昨年9月からスタートした造りも、醪をあと8本ほど残すのみとなりました。

今期1年間で取り組んだ研究テーマのうち、一昨年から継続となっていたものが、「麹の汚染度」になります。

何度かブログでお伝えしている内容でしたが、結果として、10の3乗~4乗までの汚染度に抑えることができました。

これは、お酒のマイナス指摘となるオフフレーバー4VGの軽減につながるもので、10の5乗~6乗オーダーだと出やすいとされております。(麹の汚染度だけではなく、米の品種や使用する酵母にも発生の要因はありますが)

これまで当たり前としていたことを、一から見直し、麹室や麹製造に関わる道具など全てにおいてしっかりと洗浄と殺菌を行うことで、汚染度を低減させることができ、大きな財産となりました。個人的には、このテーマだけでも醸造学会等でも発表できるのではないかなと思っております。

①床(とこ)に敷いている「すのこ洗浄」

②床(とこ)の洗浄

③下布の煮沸

④大布の煮沸

⑤ネル布の煮沸

麹に「直に触れるもの」と直接は触れないが「間接的に影響しそうなもの」を滅菌・洗浄を徹底した結果、3乗台に収まることができた要因ではないかと、社内では分析しております。

この麹の汚染度ですが、4VGの低減につながるのと、酒母における「乳酸」添加をなくすことができる第一歩と考えて、一昨年から取り組んでおります。

2019BYにおいて、途中の醪(仕込み34)まで、乳酸の添加量を半分にして、仕込みをしており問題なく経過しましたので、添加量50%はクリアしたものと考えております。

そこから「添加無し」にどうもっていくのか、ここが悩ましいところです。

楯野川無我のブラウンについては、乳酸を添加せずに仕込みし、うまくいきました。しかし、仕込みの期間が長くなっていくと麹室の殺菌ができなかったりで、酒母がうまく進めない可能性もあり、そのリスクをどう克服していくのかが、ネックとなっております。

乳酸の代わりに白麹のクエン酸を利用したりするのは他社さんでもやっておりますが、乳酸の代わりに乳酸菌を利用して酒母を造る方法や、米を乳酸菌で乳酸発酵させて自社で乳酸を生成することなども視野に入れ、取り組んでいきたいなと考えております。

発酵補助剤として利用は認められている「乳酸」。普通速醸酛であれば当たり前のように利用しているものですが、この乳酸を無くすことができれば、極めて純粋な日本酒を製造することができるんじゃないかなと思います。

6/8(月)よりたてにゃんの鬼退治 アルコール66出荷開始

http://tatenokawa.com/ja/sake/news/index.html#1587534671

4月上旬に免許申請していたスピリッツの免許が正式に条件解除となりました。

当初2カ月くらいはかかると税務署の担当者さんから聞いていたのですが、2週間ほど早く免許がおりました。とてもありがたいことです。この場をお借りして御礼申し上げます。

先週より山形県においては、緊急事態宣言の解除となり、首都圏においても数日前に解除となりましたが、マスクや消毒液等の需要は続くと思います。

ドラッグストアにも、マスクや除菌シートなども並ぶようになってきたようですし、一時期の品切れは解消になってきているものと思いますが、新生活様式を導入しながら、コロナ等の感染症と共存していくことになるんだと思います。

この「鬼退治」のリリースについては、新聞社さんやテレビ関係の取材が結構あり、ちょっとタイミング的には遅れてしまいましたが、少しでも消毒液が足りない方々のためになればと思っております。

ちょっと話は変わりますが、本田健さんの新しいコラムが昨日アップになりました。

私も3月から購読しているのですが、アフターコロナの考え方や動き方など参考にさせていただいております。

https://hondaken-syoten.goma-books.com/

100年前のスペイン風邪のときのことをモデルとして、準備していき、乗り越えるしかないんじゃないかなと思っております。

興味のある方は是非読んでみてください。

香港・中国向けの輸出が再開

1月からストップしていた香港・中国向けの輸出が再開になりました。

経済の方も徐々に戻ってきているようで、こちらが想定していたよりも早く輸出が再開となりました。

香港についても、先週からデモなども起きているようで情勢が安定しないですが、コロナ対策については結果が出ているようです。

日本酒の市場の大きさからいくと、アメリカ・香港・中国・韓国・台湾あたりが上位となっており、他の国々についても、輸出が再開になればいいなと思っております。

ロックダウンや自粛と解除を繰り返しながら、経済を回していくしかないんじゃないかなと感じております。

インフルエンザや風邪と同じように、自分たちの生活の一部と捉えて行動していくしかないんでしょうかね。

姉妹蔵の「奥羽自慢」で陶器セットのクラウドファンディング

https://www.makuake.com/project/oujiman/

昨日から、姉妹蔵の奥羽自慢の方で、クラウドファンディングをスタートさせました。

新しくデザインしたプリント瓶の日本酒「奥羽自慢」と陶器のセットになります。

もともと、香港・中国向けのオリジナル商品として企画していたのですが、新型コロナの影響でここ2~3カ月ほど輸出がストップしてしまい、マクアケさん限定で国内出荷することとなりました。

昨日が初日だったのですが、すでに50万円近い金額に達しており、陶器の全種類のセットも2名から支援をいただいております。とてもありがたいです。

ん・・・金額も凄いけど86500円のセットを応援する人はどんな人なんだろう。

マクアケさんの日本酒オンライン市も本日からスタートするようで、飲食店自粛でかなりダメージを受けている酒蔵としては、非常にありがたい企画。

全国のみなさんに日本酒飲んで欲しいです。